たば【束/把】

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数え方(読み方)・単位

一把 (いちわ) 、一束 (ひとたば)

解説

意味

①いくつかの物を一まとめにしてくくったもの。たばね。たばり。そく。
*浄瑠璃・心中宵庚申〔1722〕下「外に見るめもあらめのたば、中にかくせし一尺四寸」
*詞葉新雅〔1792〕「タバニスル つかぬる」
*俳諧・藤の実〔1694〕秋「ふるふがごとくこぬか雪ふる〈鳳仞〉 束結のどうがめいかき負かさね〈野童〉」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉六「根もとより之を刈り取り、葉を去りて束とし」
*道程〔1914〕〈高村光太郎〉新緑の毒素「新しき紙幣の束をにぎり」
*道草〔1915〕〈夏目漱石〉九三「訳の分らないものが、いくら束(タバ)になったって仕様がない」
 
②「たばかぜ(束風)」の略。
*随筆・烹雑の記〔1811〕上「佐渡の方言に、風は〈略〉戌より吹くを下西(しもにし)、亥より吹くをたば、北は正丑(まうし)より吹くをあひ、寅より吹くを中(なか)の手といふ。これをしる歌〈略〉酉(とり)真西、戌(いぬ)はしも西、亥(ゐ)たば風、北は真丑(まうし)あひ、寅(とら)は中の手」

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