たび【足袋】

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数え方(読み方)・単位

一足 (いっそく) 、一点(いってん)、一枚 (いちまい) 、一両(いちりょう)、一双 (いっそう)

解説

左右2枚で「1足」と数えます。商品の場合は足袋1足で「1点」と数えます。かつては足袋のように、左右両方に身につける装束 (しょうぞく) は、「両」「双」などで数えました。足袋や靴などの底の長さの単位は「文 (もん) 」「分 (ぶ) 」です。1文は2.4cm(10分)に相当します。

意味

防寒・礼装などのために、主として和服の時、足にはく袋形のもの。古くは革で作り、近世以来、木綿、絹、キャラコ、別珍(べっちん)などで作る。足先は親指と他の四指との二又に分け、踝の後ろで金具で止める。《季・冬》
 
*宇治拾遺物語〔1221頃〕一一・八「猿の皮のたびに、沓きりはきなして」
*名語記〔1275〕四「足にはく したうつの躰なる物をたひとなつく」
*太平記〔14C後〕五・大塔宮熊野落事「怪しげなる単皮(タビ)・脚巾・草鞋を召して」
*元和本下学集〔1617〕「蹈皮 タビ」
*わらんべ草〔1660〕一「王、高位、賤のまねをするほどにと、被仰しとなり、地うたひは、ぶたいへたびをはかぬ物なりと、いひつたへし」
*俳諧・清鉋〔1745頃〕二「一〇月〈略〉足袋」
*青年〔1910〜11〕〈森鴎外〉二二「インバネスを着た儘、足袋(タビ)を穿いた儘〈略〉ごろりと寝た」

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