たがね【鏨/鑽】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

金属を切断したり削ったりする、のみの一種で、細長い形状のため、「本」で数えます。

意味

①鋼鉄製の手工具の一つ。木工ののみに似た工具で、ハンマーなどでたたいて、金属の切断、石・コンクリートの破砕などに用いる。
*霊異記〔810〜824〕中・二二「手足を剔(き)り欠き、錠(タカネ)を以て頸をる。〈国会図書館本訓釈 錠 多加爾〉」
*二十巻本和名類聚抄〔934頃〕一五「鑚 陸詞切韻云鑚〈徐感反 上声之重 漢語抄云太加禰〉剪銕器也」
*梅津政景日記‐慶長一七年〔1612〕七月一七日「ふいこ・つち・たかね・かつさひ・はさみ、さし候刀・脇指之外」
*俳諧・広原海〔1703〕八「銀龍のたがねまばゆき彫物師」
 
②昔、海戦に用いた武器の一つ。鉄梃(てってい)の先にまさかりのような刃をつけ、敵船の船尾に打ちつけたもの。
 
③ほこさき。やじり。

語源/h3>
「新撰字鏡」では「錠」「〓」を「太加爾(タガニ)」と訓じているが、「二十巻本和名抄」「観智院本名義抄」には「タガネ」の形で見え、中古にはタガネになっていたものと思われる。

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