たいまつ【松明】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一束 (ひとたば) 、一把 (いちわ)

解説

⇒トーチ(torch)

意味

松の脂が多い部分、または竹や葦などを束ね、火を点じて照明に用いたもの。うちまつ。しょうめい。続松(ついまつ)。たきあかし。まつ。
 
*宇津保物語〔970〜999頃〕内侍督「たいまつのひかりに中将みるに、ましてさらなり」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「続松 ツキマツ 又タイマツ 又ツイマツ」
*平家物語〔13C前〕四・大衆揃「都合其勢一千人、手々にたい松もて如意が峯へぞむかひける」
*太平記〔14C後〕一五・三井寺合戦「体々、二行にとぼせる焼松(タイマツ)は皆己が左右の手にともしたりと見へたり」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕五・四「人々聞きもあへず、松明(タイマツ)とぼし連て、大勢取まはし」

語源

平安時代には、単に「まつ」とも言い、庭上で立てて使う場合は「たてあかし」「たちあかし」とも呼んだ。また、「ついまつ(続松)」と記した例も多く、両者は同じように使われていたらしい。鎌倉・室町時代になると「まつび」「まつあかし」「あかしまつ」などと新しい呼び名も生まれた。

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)