たいさく【対策】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一案(いちあん)

解説

「案」は計画・着想・策略・推量した事項を数える語です。
⇒さく(策)

意味

①令制での、官人登用試験の方法の一つ。問頭博士(主任試験官)が策問(試験問題)を出し、漢文の答案を書かせること。また、その答案。令に秀才・進士(しんじ)の候補者にそれぞれ方略策と時務策とを課する規定があり、文章得業生(もんじょうとくごうしょう)が置かれてからは、文章生から文章得業生になろうとするものと、文章得業生として一定の年数を経てその成績を認められたものとにこれが課せられるものとされた。
 
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「同じくつくれるたいさくの、思ふまま答へたる、たいさくの文ども、おもしろく興有りて」
*太平記〔14C後〕一二・大内裏造営事「貞観十二年三月二十三日対策及第して自詞場に桂を折り給ふ」
 
②相手の態度や事件の状況に応じて、とる方法や手段。

*梁川星巌宛吉田松陰書簡‐安政五年〔1858〕五月一五日「小生之画計は別紙対策並愚論之通に御座候」
*新しき用語の泉〔1921〕〈小林花眠〉「対策(タイサク) 相手のやり方に対抗する臨機応変の政策。『過激派の運動に対し、わが国は大いに対策を講じなければならぬ』などと用ひる」

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