たけくぎ【竹釘】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①竹をけずって作ったくぎ。指物などに用いる。
*高野山文書‐(年未詳)〔室町〕奥院興作事雑用入目日記(大日本古文書三・五一一)「一御廟上葺用意入日記〈略〉一貫五百文 竹くき」
*多聞院日記‐天正一七年〔1589〕一〇月八日「竹くき先日のは大なる間、少くとて被申懸了」
*俳諧・犬子集〔1633〕一六・魚鳥「竹くきに孔雀鳥毛をかけそろへ 目もさめはつる馬よろひ也」
*小鳥の巣〔1910〕〈鈴木三重吉〉上・一〇「つましい戸口の竹釘にさした一厘銭の数にさへ、それとなく物の哀れが引かれる」
 
②(①には頭(髪)がないというところから)江戸時代、元祿・宝永(一六八八〜一七一一)頃、尼の姿をした私娼(ししょう)をいう俗語。歌比丘尼(うたびくに)。
*浮世草子・好色三代男〔1686〕三・七「此ものの異名を竹くぎとはいかなる故にやととへば」
*浮世草子・傾城新色三味線〔1718〕四・江戸・二「何国にても歌びくにを丸女(まるた)と云けり〈略〉竹釘とも云、これかしらのないと云事にや」

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