たきび【焚き火】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)

解説

意味

①照明のためや体を暖めるためなどに、かまどや炉で薪を燃やすこと。また、その火。
*貞享版沙石集〔1283〕一〇・一「さて焼火(たきび)なんどして物語せしは」
*太平記〔14C後〕五・大塔宮熊野落事「或る夜家主の兵衛尉、客殿に出て薪(タキ)びなどせさせ、四方山の物語共しける次てに申けるは」
*謡曲・黒塚〔1465頃〕「あまりに夜寒に候ふほどに、上の山に上がり木を取りて、焚き火をして」
 
②江戸時代、正月三日の謡初めと一〇月上の亥の日の玄猪とに、江戸城の大手門と桜田門でたくかがり火。
*雑俳・柳多留‐一一〔1776〕「ひめぢ迄たき火のうつるお目出たさ」
 
③庭や路上など戸外で落葉や木片を集めて燃やすこと。また、その火。にわ火。《季・冬》
*俳諧・新五子稿〔1793〕「焚火してひやさぬ庭や帰り花〈蕪村〉」
*童謡・たきび〔1941〕〈巽聖歌〉「かきねの、かきねの まがりかど、たきびだ、たきびだ、おちばたき」

語源

アツアエキビ(熱肖来火)の義。また、テラシヤキビ(照為焼火)の義〔日本語原学=林甕臣〕。

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