たま【玉・球・珠】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一玉 (ひとたま)

解説

さまざまな形状・大きさの玉がありますが、いずれも「個」「玉」で数えます。

意味

①球形あるいはそれに近い形の美しくて小さい石などで、装飾品となるものを総称していう。古くは、呪術的な要素を伴うものもあり、鉱物に限らず、動植物製のものをも広く含めていう。

*仏足石歌〔753頃〕「善き人の 正目(まさめ)に見けむ 御足跡(みあと)すらを 我はえ見ずて 石(いは)に彫(ゑ)りつく 多麻(タマ)に彫りつく」
*万葉集〔8C後〕一四・三四〇〇「信濃(しなぬ)なる千曲(ちぐま)の川の小石(さざれし)も君し踏みてば多麻(タマ)と拾はむ〈東歌・信濃〉」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「大伴の大納言にはたつのくびに五色にひかるたまあり。それをとりて給へ」
*大慈恩寺三蔵法師伝院政期点〔1080〜1110頃〕一〇「(けう)たること琅〓(タマ)の澄海に映せるが若し」
*名語記〔1275〕四「円形にて光明あるをたまとなづく如何。答、たまは玉也。珠も同じ」
*くれの廿八日〔1898〕〈内田魯庵〉四「先日の指環だって直ぐ篏玉(タマ)が脱けっちまったワ」
 
②特に真珠をさしていう。まだま。しらたま。 
*日本書紀〔720〕武烈即位前・歌謡「琴頭(ことがみ)に 来居る影媛 摩(タマ)ならば 吾が欲る〓摩(タマ)の 鰒白珠(あはびしらたま)」
*万葉集〔8C後〕一・一二「吾が欲りし野嶋は見せつ底深き阿胡根(あごね)の浦の珠(たま)そ拾(ひり)はぬ〈中皇命〉」
*万葉集〔8C後〕一九・四二二〇「海神(わたつみ)の 神の命の 御櫛笥(みくしげ)に 貯(たくは)ひ置きて 斎(いつ)くとふ 多麻(タマ)にまさりて 思へりし あが子にはあれど〈大伴坂上郎女〉」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)