数え方(読み方)・単位
一語 (いちご) 、一つ(ひとつ)
解説
⇒ご(語)
意味
①ただ一つの語。
*音訓新聞字引〔1876〕〈萩原乙彦〉「単語 タンゴ ヒトコトバ」
②文法上で、意味・職能を有する最小の言語単位。その認定の仕方は、学者によって必ずしも同一ではない。→複合語(ふくごうご)。
*小学読本〔1873〕〈榊原芳野〉一「書中所有単語を分類して巻首に掲ぐる者は幼童先これを記誦せば各条の文を誦読するに易からんが為なり」
*雁〔1911〜13〕〈森鴎外〉一七「折々『糞』『畜生』などと云ふ、いかがはしい単語を口の内でつぶやいてゐるのである」
*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉六〇「建築に関する単語は、何時の間にか急に殖えてゐた」