たんぽぽ/タンポポ【蒲公英】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一輪 (いちりん)

解説

植物としては「本」「株」で数えます。花は「本」「輪」などで数えます。綿毛の実がなる部分は「本」で数えます。

意味

①キク科の多年草。世界の温帯、亜寒帯に広く分布し、日当たりの良い山野、路傍に生える。高さ一五〜三〇センチメートル。葉は根ぎわに放射状に群がって生え、長楕円状へら形で縁は不規則な羽状にせん裂する。春、次々と花茎を出し、先端にすべて舌状花からなる径約三センチメートルの黄色、または白色の頭花を頂生する。果実には白い冠毛がかさ形につき風にのってとび散る。若葉は食べられる。漢方では開花前にとって乾燥した葉を蒲公英(ほこうえい)といい、解熱・健胃薬などに用いる。日本にはエゾタンポポ、カントウタンポポ、カンサイタンポポなど約二〇種が自生し、セイヨウタンポポが帰化している。漢名、蒲公英。ふじな。たな。ぐじな。むじな。学名はTaraxacum 《季・春》
 
*文明本節用集〔室町中〕「蒲公草 タンホホ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Tanpopo (タンポポ)」
*料理物語〔1643〕七「たんぽぽ あへ物。に色。汁」
*和漢三才図会〔1712〕一〇二「蒲公英(タンポポ)〈略〉和名不知奈 一云太奈 俗云太牟保々」
*浄瑠璃・国性爺後日合戦〔1717〕道行「ちちとちとちとたんほほの、花をたむけにぬさ取て」
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「タンポポ 蒲公英」
 
②おもちゃの一つ。鼓の小さいもの。
*虎明本狂言・磁石〔室町末〜近世初〕「いや是にはこま道具〈略〉たんほほ、ふりつづみ、さまざまの物が有」

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