数え方(読み方)・単位
一点(いってん)、一図 (いちず) 、一つ(ひとつ)
解説
「図」は書物などの中で理解を助けるために添えられた挿絵 (さしえ) ・デザイン画・スケッチなどを数える語です。独立した作品としてのデザインは「点」で数えます。
意味
広義には、絵画・建築・彫刻・装飾・工芸などあらゆる造形作品の計画や意匠あるいは下絵のこと。現在では狭い意味で、建築、工業製品、服飾、商業美術など実用的な目的を持った造形作品の計画・意匠をさすことが多い。インダストリアル‐デザイン、建築デザイン、グラフィック‐デザイン、インテリア‐デザイン、服飾デザインなど。さらに狭義には、図案や模様の考案のことだけをさす場合もある。
*大津順吉〔1912〕〈志賀直哉〉二・一三「ディザインの参考になるべき小さな物を貼ったスクラップブックを見て」
*鴛鴦の間〔1955〜56〕〈舟橋聖一〉三「セパレーツで、ほんの乳と臍(へそ)と股がかくれているだけの大胆なデザイン」
*北の岬〔1966〕〈辻邦生〉「サイゴンの町をフランス趣味にデザインして、そしてごっそり富を搾取することなんだ」