て【手】

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数え方(読み方)・単位

①②一本(いっぽん)
③一人 (ひとり) 、一人 (いちにん)
④一手(いって)、一枚(いちまい)

解説

原則として「本」で数えますが、意味によって以下のように数え方が異なります。

①人間の腕やそれに形状の似たものは「本」で数えます。
②器具の取っ手は「本」で数えます。
③働き手は「人」で数えます。親が子供をひとりで育てることを「女手(または男手)ひとつで子供を育てる」といいます。
④将棋の指し手は「手」で数えます。トランプの持ち札は「枚」で数えます。

意味

脊椎動物の前肢の末端部分の総称。腕骨(八個)、掌骨(五個)、指骨(五組一四個)からなる。各種の筋肉におおわれ、物をつかむために発達している。コウモリでは翼手を形成し、第一指に鉤爪があり、非常に長い。水生哺乳類のオットセイなども構造的には陸生の哺乳類と同じだが、退化して魚類の鰭(ひれ)のようになっている。
 
①人体の上肢。躯幹(くかん)の上部で、肩から左右に分かれ出ている部分。肩の関節部分から指先までの部分。

*日本書紀〔720〕継体七年九月・歌謡「枕取り 端(つま)取りして 妹が堤(テ)を 我に枕(ま)かしめ 我が堤(テ)を 妹に枕かしめ」
*万葉集〔8C後〕一〇・二〇三五「年にありて今か枕くらむぬばたまの夜霧こもりに遠妻の手を〈作者未詳〉」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「手に力もなくなりてなへかかりたる中に」
*徒然草〔1331頃〕一七五「酒をとりて人に飲せたる人、五百生が間、手なき者に生る」
*俳諧・武玉川〔1750〜76〕一「丈(せい)くらべ手を和らかに提て居る」
 
②かいな、うでと区別して、てくびから先の部分。その全体だけでなく、指、てのひらなど部分を漠然とさすこともある。

*万葉集〔8C後〕一四・三四五九「稲つけば皹(かか)るあが手を今夜もか殿の若子が取りて嘆かむ〈東歌〉」
*俳諧・八番日記‐文政二年〔1819〕三月「陽炎や手に下駄はいて善光寺」
 
③ヒト以外の動物の前肢を(1)(2)に準じていう。前足。また、植物のつるなどをもいう。「朝顔の手」
*平家物語〔13C前〕四・〓「かしらは猿、むくろは狸、尾はくちなは、手足は虎の姿なり」

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