てだま【手玉】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

お手玉のことで「個」で数えます。

意味

①装飾として手首などにつけた玉・宝石。ただま。

*古今六帖〔976〜987頃〕五・機「あしだまもてだまもゆらに織る機(はた)は君が衣に断たむとぞ思ふ」
*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「天の川手たまもゆらにおる機の長きちぎりはいつか絶えせむ」
*続後拾遺和歌集〔1326〕秋下・三六七「此の里に夜はの河風寒ければ手玉もゆらに衣うつなり〈藤原実基〉」
 
②曲芸師が曲技を演じるときに用いる小玉。
*鶴岡放生会職人歌合〔15C後か〕一〇番「玉章を手玉にまぜてつきやらんつれなき人もとりやいるると」
 
③女児の遊戯の一種。小豆などを入れて作った小さな布袋をいくつか持って投げ上げては受ける遊び。また、その布袋。おてだま。布袋のかわりに石を用いることもある。いしなご。
*俳諧・毛吹草〔1638〕一「置露はさわらべのとる手玉哉」
*物類称呼〔1775〕五「石投(いしなご) 江戸にて、手玉といふ」
*田舎教師〔1909〕〈田山花袋〉九「綾を取ったり、御手玉を弄んだりして居る」
 
④「てだまあみ(手玉網)」の略。
*浄瑠璃・道中亀山噺〔1778〕一「手づから手だまにすくひ上げ差出せば」
*歌舞伎・傾城浜真砂〔1839〕三幕「木綿やつし肴屋、前垂れ、料理人の拵へにて、提げ桶と手だまを持ち」

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