てふだ【手札】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

意味

①名札(なふだ)。名刺。
*雑俳・川柳評万句合‐天明五〔1785〕梅二「いらぬ事たいこ手札で礼にうせ」
*歌舞伎・偽織大和錦(お峰慶十郎)〔1876〕序幕「これが名所(なところ)を記しましたる手札(テフダ)ゆゑ」
*当世商人気質〔1886〕〈饗庭篁村〉三・二「互ひに力に成り合はんと手札を取かはした中なれば」
 
②質札などの証文類。
 
③花札やトランプなどで、配られて競技者が手にしているカード。
*橋〔1927〕〈池谷信三郎〉四「自分の手札をかくし、お互ひに他人の手札に探りを入れるやうなこの骨牌(かるた)のゲームには」
*青べか物語〔1960〕〈山本周五郎〉対話(砂について)「富なあこはすばらしい手札を持った賭博者のようにほくそ笑んだ」
 
④「てふだばん(手札判)」の略。
*彼女とゴミ箱〔1931〕〈一瀬直行〉ガセネタ「懐からだした男女の××写真、手札(テフダ)の方が五十銭、名札型の方が三十銭だと云ふ」

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