てじな【手品】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一本(いっぽん)、一芸 (いちげい)

解説

意味

①手なみ。腕前のほど。
*今昔物語集〔1120頃か〕二五・三「只君と我とが各の手品を知らむと也」
 
②手の様子。手のぐあい。手つき。手さばき。手ぶり。
*文机談〔1283頃〕五「御てしなも御ばちをとも、ゆゆしくぞきこえさせ給し」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Tejina (テジナ)〈訳〉踊ったり、扇を用いる時の手の使い方」
*浄瑠璃・松風村雨束帯鑑〔1707頃〕こま尽し「かずをそろへてをどりごま、手じなはめんめんかはれども、まふとまはぬはしんのさた」
*浄瑠璃・菅原伝授手習鑑〔1746〕三「菜刀取て切刻、ちょきちょきちょきと手品よく」
*漂流記〔1863〕「此船主我等に手品を以て、三日ほど過れば大軍艦に移すといふ趣を示す」
 
③巧妙な手さばきで人の目をくらまし、種々の不思議なことをやって見せる芸。てづま。
*俳諧・桜川〔1674〕秋・一「秋風に手品もあらぬあふぎ哉〈春信〉」
*人倫訓蒙図彙〔1690〕七「文織〈略〉二つ三つ四つの竹をもって、上下へあげおろす手品(テシナ)をいふ也」
*浮世草子・浮世親仁形気〔1720〕三・一「徳三が鉄輪(かなわ)の手品(テジナ)を見て」
*東京朝日新聞‐明治三七年〔1904〕一〇月一五日「舞台の前に張られたる幔幕は音楽の合図と共に引き開けられ、手品あり、滑稽戯あり、操り人形あり」
 
④人をまどわし、たぶらかす手段。

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