てかがみ【手鑑】

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数え方(読み方)・単位

一帖 (いちじょう) 、一つ(ひとつ)

解説

「帖」は折り本や帳面を数える語です。鑑 (かがみ) とは手本となるもののことで、古くは帖に仕立てたことに由来します。

意味

①代表的な古人の筆跡を集めて帖としたもの。もと古筆鑑定のために作られたが、後には愛好家が能筆家の筆跡や写経などを集めて作るようにもなった。

*日葡辞書〔1603〜04〕「Tecagami (テカガミ)〈訳〉昔のすぐれた人の立派な文字を沢山集めてとじて手本としたもの」
*咄本・昨日は今日の物語〔1614〜24頃〕下「今程世間に手鑑(テカガミ)はやる。色々さまざまの古筆をあつべ」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕六・七「了佐極(きはめ)の手鑑(テカカミ)、定家の歌切」
*随筆・槐記‐享保一三年〔1728〕七月九日「古へ、後西院の御時、古筆の手鑑のはやりたる事ありて」
 
②手本。規範。
*評判記・役者胎内捜〔1709〕坂東彦三郎「刀のすんちがいしとふしんの時、是はなら物、手かがみにあふた刀は近江に有とだんだんに云」

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