てんし【天使】

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数え方(読み方)・単位

一人(いちにん)、一人(ひとり)

解説

人間的な性格を帯びているので「人」で数えます。
⇒キャラクター
⇒エンジェル

意味

①天子の使者。朝廷の使者。勅使。
*正法眼蔵〔1231〜53〕行持上「天使また食を再送して師を尋見するに、三日をへて師をみることえず」
*随筆・折たく柴の記〔1716頃〕中「かかる事は、我朝の天使を待せ給ふ所といへども其例なし」
*広益熟字典〔1874〕〈湯浅忠良〉「天使 テンシ 天子ノオツカヒ」
 
②地獄からの使者。閻魔王の使い。
*海道記〔1223頃〕東国にさまよひ行く子「終に天使にめされて地獄に堕ぬれば」
 
③({英}angel の訳語)
キリスト教で、神の使者として天界から人間界へ派遣され、神と人間との仲介をするもの。天界にあっては神に仕え、神の心を人間に、また、人間の願いを神に伝えるといわれる。エンジェル。

*西洋事情〔1866〜70〕〈福沢諭吉〉二・三「ここに一女子ありジョアンダルクと云ふ。年甫て十八自から天使と称し」
*姉と弟〔1892〕〈嵯峨之屋御室〉五「薄ものの白衣を着た天使(テンシ)が翼を広げて」
 
④天からの使い。神からの使い。また、そのようにやさしくいたわり深い人や、心が純粋な人。
*露団々〔1889〕〈幸田露伴〉一四「恋慕の眼鏡をかけると〈略〉其人は天使(テンシ)に見えると詩人がいふてあるが」
*珊瑚集〔1913〕〈永井荷風訳〉奢侈「清浄を嫉視する夜陰の尼なる魔界の天使」

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