てんてき【点滴】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

点滴は瓶入り・袋入り共に「本」で数えます。点滴を下げるスタンドも「本」で数えます。

意味

①水のしたたり。しずく。また、あまだれ。「点滴岩を穿(うが)つ」
*幻雲詩藁〔1533頃〕一・客舎聴雨「一声杜宇客膓裂、況此芭蕉点滴多」
*俳諧・五車反古〔1783〕「点滴にうたれて籠る蝸牛」
*自然と人生〔1900〕〈徳富蘆花〉湘南雑筆・雪の明くる日「檐頭の雪先づ解けて、点滴雨の如く落ちて小川をなし」
 
②(─する)水がしたたること。また、したたるようにそそぐこと。
*舎密開宗〔1837〜47〕内・六・一二五「或は此塩少許に糖、倍量を研和し此に醇厚の硫酸を点滴すれば劇く焚て消散す」
*造化妙々奇談〔1879〜80〕〈宮崎柳条〉一四「故に魚、水を離れて陸に登る時は、即ち胞内の水自から点滴(テンテキ)し、以て時の需用(もとめ)に応じ」
*黄金の街〔1974〕〈金井美恵子〉「毒薬のように、あたしの眼球に点滴される視線を受け止めるには」
 
③(─する)「てんてきちゅうしゃ(点滴注射)」の略。
*変容〔1967〜68〕〈伊藤整〉一五「葡萄糖注射の点滴らしい装置が」
*除夜〔1986〕〈阿波野青畝〉「点滴は間を見せて年惜みけり」

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