てぬぐい【手拭い】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一枚 (いちまい) 、一筋 (ひとすじ) 、一条 (いちじょう) 、一掛け(ひとかけ)

解説

原則として「本」で数えますが、広げて使用する場合は「枚」で数えます。首に掛けた手拭いは「掛け」でも数えます。
⇒タオル

意味

手や顔、体などをふきぬぐうための木綿の布。一幅(ひとの)の布を鯨尺で三尺(約一一四センチメートル)の長さに切ったもの。古くは長さが一定しないで、五尺(約一八九センチメートル)などのものもある。てのぐい。てのごい。たなごい。たのごい。

*匠材集〔1597〕二「たなごひ てぬくひなり」
*虎明本狂言・煎物〔室町末〜近世初〕「茶屋いでたちは、きゃうげんはかま、〈略〉づきん、あみがさのまへに、てぬぐひ、ふくめんのごとくつくるなり」
*俳諧・類船集〔1676〕遍「前垂も手拭(テヌクヒ)もあかきこそ女のかざりなれ」
*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕二・下「手拭(テヌグヒ)のさきを結(むすば)ずしてかぶり」
*雪中梅〔1886〕〈末広鉄腸〉下・一「手巾(テヌグヒ)を出だして面上の汗を拭ひ」
*蝶の皿〔1969〕〈秦恒平〉「ありあわせの豆絞りの手ぬぐいをさらっと双の頬に垂らして差上げますと」

語源

「延喜式‐一四・縫殿寮」に衆僧法服として「唾巾(つたのひ)四条」「手巾(たのこひ)四条」と記載されている。「日葡辞書」には「Tenogoi 」の項があり、「和漢三才図会‐二八」には「てのごひ 手巾 和名太乃古比」とある。これらから古くは「タノゴヒ(タナゴヒ)」と呼ばれ、のちに「テノゴイ」「テノグイ」から更に「テヌグイ」に変化したと考えられる。なお「拭」の動詞については、ヌグウは近世に入って見られ、それ以前はノゴウである。

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