ちゃ【茶】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一杯 (いっぱい) 、一服(いっぷく)、一煎 (いっせん) 、一袋 (ひとふくろ) 、一本(いっぽん)、一缶 (いっかん) 、一箱 (ひとはこ) 、一封 (いっぷう) 、一個(いっこ)

解説

茶の木は「本」「株」で数えます。「服」は飲む回数を表し「一服する」といいます。煎ずる回数は「煎」で数えます。茶葉は、袋入りのものは「袋」「本」「封」など、缶入りのものは「缶」、箱入りのものは「箱」でそれぞれ数えます。ティーバッグは「個」「袋」で数えます。

意味

①ツバキ科の常緑低木。中国南部(四川・雲南・貴州)の霧の多い山岳地方の原産で、日本へは栄西が宋から種子をもたらしたという説や、九州に野生するという見方などがあるが、定かではない。幹はよく枝分かれして高さ一メートルくらいになる。葉は長さ四〜一〇センチメートルの長楕円形で互生し、表面は濃緑色で光沢があり、縁は鈍い鋸歯(きょし)状。秋、芳香のある径三センチメートルくらいの白色の五弁花が葉腋から出た枝に付き、下向きに咲く。果実は扁球形で普通三室からなり、大きな暗褐色の種子が中にある。今日では、日本・中国・インド・スリランカなどに広く栽植され、若葉をつんで緑茶や紅茶を製する。漢名、茶・茗。めさましぐさ。草人木。学名はCamellia sinensis
 
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「チャ 茶茗」
 
②茶の木の若葉・若芽を摘んでつくって飲料用としたもの。また、その飲料。採取の時期は五月頃に始まり、その遅速によって、一番茶・二番茶・三番茶などの区別がある。その製法は種々あるが、普通、緑茶は蒸して発酵作用をなくし、これを冷やしてさらに焙(あぶ)って乾燥させて製する。紅茶は発酵させて製する。また、湯をそそいで用いるのを葉茶または煎茶(せんちゃ)、粉にして湯をまぜて用いるのを抹茶(まっちゃ)または挽茶(ひきちゃ)という。

*日本後紀‐弘仁六年〔815〕四月癸亥「大僧都永忠手自煎茶奉御」
*観智院本三宝絵〔984〕下「供物を庭のまへよりおくるに茶を煎し菓子をそなふ」
*名語記〔1275〕三「良薬にもちゐる、ちゃ、如何。答、ちゃは茶也」
*貞享版沙石集〔1283〕八・一六「或牛飼、僧の茶飲む所に臨みて云く、あれは何なる御薬にて候やらん」
*俳諧・奥の細道〔1693〜94頃〕佐藤庄司旧跡「寺に入て茶を乞へば、爰に義経の太刀、弁慶が笈をとどめて什物(じふもつ)とす」
 
③抹茶をたてること。点茶(てんちゃ)。また、抹茶をたててのむ作法。茶の湯。茶道。また、茶会。

*虎寛本狂言・鱸庖丁〔室町末〜近世初〕「茶は亭主の役成れば、茶の湯元におし直り」
*随筆・槐記‐享保一一年〔1726〕一二月二三日「夫(それ)につき今の人の茶を稽古するを見るに」
*黄表紙・文武二道万石通〔1788〕下「茶・香・生花・鞠・俳諧は文道へ引こまれる」
*随筆・癇癖談〔1791か〕上「茶かきたて、香〓きくゆらしなど、なにわざにも、なみなみならざりけり」

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