ちゃがま【茶釜】

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数え方(読み方)・単位

一口(いっこう)

解説

「口 (こう) 」は、鍋 (なべ) や壺 (つぼ) 、茶釜などの料理や湯沸かしに使う口の広い器具を数える語です。

意味

①茶道で湯をわかすために用いる釜。上のほうがつぼまっていて、口が狭く、鍔(つば)のあるものもある。また、一般に湯を沸かし、あるいは茶を煮出すのに用いる釜。茶鐺(ちゃとう)。茶沸かし。

*正徹物語〔1448〜50頃〕下「建・天目・茶釜・水差などの色々の茶の具足を、心の及ぶ程たしなみ持たる人は、茶数寄也」
*運歩色葉集〔1548〕「茶竈 ちゃカマ」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕六・四「迎の遅き女郎茶釜(チャカマ)近くあつまりて」
*物類称呼〔1775〕四「釜 かま〈略〉関西にては、はがまの小なるものにて茶を煎じて、茶がまといふ」
*随筆・北越雪譜〔1836〜42〕初・中「我が親しき者隣村へ夜話に往たる皈(かへ)るさ、途の傍に茶鐺(チャガマ)ありしが」
 
②ちゃかしたようなこと。いいかげんなこと。茶。
*咄本・出頬題〔1773〕菊之丞「『騎馬が十六騎』『なんだ茶釜をいふな』『うそだと思ふか』」
 
③「ちゃがまびん(茶釜鬢)」の略。
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕一一「次に稚女のことを云り。〈略〉又鬢(びんたぼ)には落しばら〈茶釜とも云〉差すたれて此頃惣て此風になりてより其名を云者もなし」

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