チェーン【chain】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一連 (いちれん)

解説

まれに「筋 (すじ) 」で数えることもあります。
⇒くさり(鎖)

意味

①鎖。
*艇長の遺書と中佐の詩〔1910〕〈夏目漱石〉「艇が何度の角度で沈んだ、ガソリンが室内に充ちた、チェインが切れた」
*夜光時計〔1969〕〈津村節子〉「道世はチェーンをはずして、ドアーを少し開いた」
 
②積雪時に車が走行する際に、滑るのを防ぐためにタイヤに装着する鎖。
*鴛鴦の間〔1955〜56〕〈舟橋聖一〉七「降雪のため、タイヤにチェーンを巻かない車は通行禁止する旨の注意があった」
*最後の旅〔1969〕〈加賀乙彦〉「チェインがあってもだめ、なにしろ氷の斜面ですから」
 
③自転車やオートバイで、ペダルやエンジンの推力を車輪に伝えるための鎖。 
*不良青少年少女の実相〔1930〕〈和田信義〉「やや新しいものに自転車のチヱンがある。これはチヱンの先に紐を結びつけてをき」
*自転車〔1951〕〈志賀直哉〉「チェインはなく、足の一廻転と共に、前輪も一廻転するのだから」
 
④仕入れや経営などが同一資本による小売商店やホテル、映画館などの系列。また、そうした系列を成していること。「チェーン‐ストア」
*ニッポン日記〔1951〕〈井本威夫訳〉一九四六年一〇月五日「日本全国の新聞に御用組合のチェーンをつくる運動を開始すると声明した」
*新西洋事情〔1975〕〈深田祐介〉アテンド悲歌「問題を解く鍵は実はここのチェーンの女将とご亭主との結びつき、手っとり早くいえば結婚に端を発しているんじゃないか」
 
⑤ヤード‐ポンド法における距離の単位。一チェーンは六六フィート。または二二ヤード(約二〇・一二メートル)。

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