ちゃきん【茶巾】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

茶道で用いる茶碗 (ちゃわん) をふく麻の布のことで、「枚」で数えます。

意味

①茶器をぬぐう布。
 
②茶の湯で、茶碗をぬぐう麻布。昔は朝鮮照布(てりふ)を最上とし、次に近江上布を用いたが、今は主に奈良晒布を用いる。
*異制庭訓往来〔14C中〕「木綿細襦茶巾。紫竹茶筅」
*元和本下学集〔1617〕「茶巾 チャキン」
*俳諧・犬子集〔1633〕一七「白き物こそ黒くなりけれ あら釜のかなけに茶巾よごれ果〈徳元〉」
*浄瑠璃・鑓の権三重帷子〔1717〕上「こぼす涙の袖雫、絞るちゃきんの如くなり」
 
③「ちゃきんしぼり(茶巾絞)」の略。
*万宝料理秘密箱〔1785〕一「右鳥合は其時々のもの見合、茶(チャ)きんにして宜し」
 
④「ちゃきんもち(茶巾餠)」の略。
*洒落本・浪花花街今今八卦〔1784〕鶴菱卦「道頓堀で喰ふ伏見やの茶巾(ちゃキン)より味ひまさるべし」
*洒落本・北華通情〔1794〕自序「いろは紅粉、川合の茶巾(チャキン)、阿波善の鰻、高麗蒿麦代八分」
 
⑤「ちゃきんずし(茶巾鮨)」の略。

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