ちゃわん【茶碗】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一客(いっきゃく)、一口 (いっこう)

解説

日常使う茶碗 (ちゃわん) は「個」、接客のために使う一揃 (ひとそろ) いのものは「客」で数えます。古くは「口 (こう) 」でも数えました。茶碗に盛った食物(特に飯)は「杯 (はい) 」「膳 (ぜん) 」「椀 (わん) 」で数えます。

意味

①茶を入れ、また、飯を盛る器。飲食に用いる陶磁器。

*延喜式〔927〕二三・民部「年料雑器 尾張国瓷器。大椀五合〈径各九寸五分〉〈略〉茶椀二十口〈径各五寸〉」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「茶腕 チャワン」
*虎寛本狂言・連歌盗人〔室町末〜近世初〕「風炉・釜・茶碗・茶入。〈略〉此茶碗は高麗で有う」
*浮世草子・好色盛衰記〔1688〕二・四「又小語(ささやき)て、白銀(しろかね)の茶碗(チャワン)がひとつ有が」
*黄表紙・高漫斉行脚日記〔1776〕上「一銚子いだすとそのまま、ちゃわんにてぐひのみ」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉二「茶碗は茶を喫む器なれど、中古には磁器の総名とす」
*不在地主〔1929〕〈小林多喜二〉一「由三は空の茶碗を箸でたたき乍ら、『兄(あん)ちゃ帰らないな…』と、唇をふくれさせてゐた」
 
②釉(うわぐすり)をかけて焼いた陶器の総称。
*小右記‐万寿二年〔1025〕八月七日「高田牧進年貢絹五十疋・米七十石、牧司妙忠進長絹五疋・綿小百両・白米十石・青瑠璃瓶二口・茶壺三口・贄等、給随身衣服絹十九疋」
*今昔物語集〔1120頃か〕二四・八「茶xの器に何薬にてか有らむ、摺入ぬる物を」
*古今著聞集〔1254〕五・一九六「師子のかたをつくれりけり茶碗の枕をたてまつるとて」
*名語記〔1275〕五「茶の壺」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)