ちぶさ【乳房】

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数え方(読み方)・単位

一房 (ひとふさ) 、一つ(ひとつ)

解説

意味

哺乳類の胸部あるいは腹部にある乳腺の開口部で皮膚が隆起している部分。雌では、特に哺乳期に著しく膨大する。先端は小突起の乳頭を形成し哺乳に便利になっている。種により一ないし数対ある。ヒトの女子では成熟期に乳腺が急に発達し、胸部の皮膚を半球状に膨隆させ、乳房を形成する。乳房の中心の頂部は色素が沈着し乳輪をつくり、その中央に乳頭がある。ち。ちち。ちぶくろ。にゅうぼう。
 
*霊異記〔810〜824〕上・二三「母其の乳房(チフサ)を出して悲しび泣きて曰はく〈興福寺本訓釈 乳房 二合知夫佐〉」
*観智院本三宝絵〔984〕上「二つの乳房割けて血流れ出づ」
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「母の恩の愛しく、ちふさの恋ひしさになむ率てまゐりつる」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Chibusauo (チブサヲ) フクム」
*浮世草子・新色五巻書〔1698〕四・一「女たる者乳房(チブサ)をかくし、みつけられなどしてはことのふはづかしがる事、所のならひにてぞありけり」
*破戒〔1906〕〈島崎藤村〉四・三「泣いて反返る児を〈略〉細君は抱取って、乳房を出して銜(くは)へさせて」

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