ちつ【帙】

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数え方(読み方)・単位

一帙 (いっちつ) 、一套 (いっとう)

解説

和装の書物を包む覆 (おお) いは「帙」「套」で数えます。

意味

書物の損傷を防ぐためにおおい包むもの。紙、布、竹、板などを材料とするが、普通は厚紙に布をはって作る。奈良時代には、細い竹で簀(す)のように編み、裏に絹・錦などをはり、紐をつけて、巻子本(かんすぼん)を巻き包む竹帙が多い。畳紙(たとうがみ)も一種の帙。書帙。ふまき。また、書物。
 
*大和法隆寺文書‐天平宝字五年〔761〕一〇月一日・法隆寺縁起并資財帳(寧楽遺文)「帙五枚秘錦領」
*花柳春話〔1878〜79〕〈織田純一郎訳〉七「少年帙(チツ)を収め少女に対して曰く」
*食後の唄〔1919〕〈木下杢太郎〉自序「『松の葉』の縫箔もよごれたる帙の中から古い板本を取り出して」

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