ちよがみ【千代紙】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

意味

花や図柄などさまざまな模様を色刷りにした和紙。近世から今にいたるまで小箱の表張りや紙人形の衣装などに用い、主に婦女子に賞用された。初めに京都で鶴亀・松竹梅などを刷ったので千代を祝う意から名づけられたとも、江戸・千代田城の大奥で使われたのが始まりなのでこの名がついたともいわれる。
 
*俳諧・三家雋〔1789〜1801〕「趣はりっぱな袈裟で飛廻る〈青流〉 あれにし後は千世紙の寸〈石雲〉」
*大江俊矩記‐文化一二年〔1815〕六月四日(古事類苑・文学四七)「此日江蔵人、別段内々之御土産献上、東宮也、其品千代紙百枚、桐箱入」
*歌舞伎・金看板侠客本店〔1883〕二幕「位牌を取出し、千代紙(チヨガミ)張りの箱の上へ置く」
*暗夜行路〔1921〜37〕〈志賀直哉〉一・一「榛原の千代紙(チヨガミ)でも持って行っちゃ、どうだい」

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