ちょうほう【弔砲】

数え方（読み方）・単位

一発（いっぱつ）

解説

意味

皇族、官吏、軍人などの葬儀で、柩が埋葬される際に、弔意を表わすために儀仗隊の砲兵により発射される空砲。
　
＊海軍葬喪令（明治三三年）〔１９００〕二二条「弔砲は陸葬に在ては将官及司令官たる大佐に対し其の柩の壙中に斂まるとき、水葬に在ては佐官以上の将校及艦長たる大尉に対し其の柩の水中に沈むとき毎発一分時を隔てて発すべきものとす」
＊東京の三十年〔１９１７〕〈田山花袋〉明治天皇の崩御「深夜に鳴りひびく弔砲の音を耳にした時には」