ちゅうしん【中心】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)

解説

意味

①まんなか。中央。
*作庭記〔1040頃か〕「門の中心にあたる所に木をうふることははばかるべし」
*正法眼蔵〔1231〜53〕光明「東方は彼此の俗論にあらず、法界の中心なり、拳頭の中央なり」
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・一〇「長さ四英里、濶さ百六十尺、坦平髪の如く、府の中心を貫き」
 
②こころのそこ。むねのうち。心中(しんちゅう)。胸中。内心。
*権記‐長保二年〔1000〕一二月二〇日「被仰之事甚多、中心難忍者也」
*太平記〔14C後〕一二・兵部卿親王流刑事「伝奏諸の憤を恐て、終に奏聞せざりければ、上天听を隔て中心の訴へ啓けず」
*新撰字解〔1872〕〈中村守男〉「中心 チウシン ココロノウチ」
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉四・一八「僕は中心大に兼頭の厳君に同意したのである」
 
③主だったものが集中する場所。また、非常に重要な所、もの、人。枢要。
*葬列〔1906〕〈石川啄木〉「北上河畔に於ける厨川柵(くりやがはのさく)を中心とした安倍氏勃興の史料について」
*ブルジョア〔1930〕〈芹沢光治良〉三「貴方方は御病気でないが、あれは此処に養生に来たのです。それだのに、あれを中心に活動なさる…それがいけません」
 
④「ちゅうしん(衷心)」に同じ。

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