数え方（読み方）・単位
一包 (いっぽう) 、一包み（ひとつつみ）、一封 (いっぷう)
解説
現金をそのまま渡すこともありますが、袋に入れる場合は「包」「包み」「封」で数えます。
意味
①サービスや芸に対する慰労・賞讚などの気持を表わすために、規定の報酬以外に与える少額の金銭。国によっては慣習化している。こころづけ。祝儀。花。
＊大英游記〔１９０８〕〈杉村楚人冠〉前記・客舎閑語「彼得堡（ペテルブルク）ばかり小うるさく酒手（チップ）を取らるる所はなし」
＊模範新語通語大辞典〔１９１９〕〈上田景二〉「チップTip 心附（こころづけ）to incur promptness の頭文字を組み合わせて一語とせるものにして、『早くさせる』の意」
＊路上〔１９１９〕〈芥川龍之介〉三一「もし今度又君が来たら、この人にゃ特別に沢山ティップを置いて行ってくれ」
＊異邦人意識と人類意識〔１９５９〕〈伊藤整〉「旅行者はよく、チップで苦労するというが」
②野球で、ボールが打者の振ったバットをかすって後方に飛ぶこと。
＊胡桃割り〔１９４８〕〈永井龍男〉「前の打者は、四つもファウルやチップを重ねた後で、簡単なファースト・フライに退いた」
③ボールペンの先端。
