と【戸】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

意味

①出入りする所。出入り口。戸口。かど。もん。
*古事記〔712〕中「縵四縵、矛四矛を天皇の御陵の戸(と)に献り置きて」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕三「戸 野王案在城郭曰門在屋堂曰戸」
*源氏物語〔1001〜14頃〕空蝉「ただ今、たちならび給ひなむ、といふいふ、われも、このとより出でて来」
*東西南北〔1896〕〈与謝野鉄幹〉貧女「門(ト)に立ちて、物乞ふためと、玉琴を、世のたらちねは、教へざりけむ」
 
②出入り口、窓に取りつけて開閉できるようにしたもの。引き戸、開き戸などがある。とびら。ドア。
*古事記〔712〕中・歌謡「己(おの)が命(を)を 盗み死せむと 後(しり)つ斗(ト)よ い行き違(たが)ひ 前つ斗(ト)よ い行き違ひ」
*万葉集〔8C後〕一四・三四六〇「誰そこの屋の戸押そぶる新嘗(にふなみ)にわが背を遣りて斎(いは)ふこの戸を〈東歌〉」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「立て籠めたる所の戸、すなはち、ただ開きに開きぬ」
*海道記〔1223頃〕鎌倉遊覧「夜の戸も のどけき宿に 開くかな くもらぬ月の さすにまかせて」
*天草本伊曾保物語〔1593〕鼠の事「シュエンノ ナカバニ ヲヨウダ トキ、クラノ ヤクシャtouo (トヲ) ヒライテ クレバ」
*読本・雨月物語〔1776〕浅茅が宿「屋根は風にまくられてあれば有明月のしらみて残りたるも見ゆ。家は扉(ト)もあるやなし」

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