とい【樋】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

⇒くだ(管)

意味

①屋根の雨水を受けて地上に流す装置。金属板、竹などで作る。建物の外部に出さないで建物の内部の排水管に流す内樋と、建物の外側にそって設けられる軒樋、立て樋などの外樋とがある。ひ。

*温故知新書〔1484〕「濘 トヒ。土通 トヒ」
*咄本・軽口大わらい〔1680〕二・七「女房よりてみれば、飛樋(トヒ)から雨の落(おち)るを、小便じゃとおもふていられた」
*雑俳・太箸集〔1835〜39〕二「消かかる行灯・しょぼしょぼ戸樋が落てくる」
*西洋家作雛形〔1872〕〈村田文夫・山田貢一郎訳〉二・五「雨水の流れをよくするときは、樋(トヒ)(ゴットル、ヒルレット樋の類を云ふ)を用ゆるに及ばざるべし」
 
②湯・水などを送るためにかけ渡した管や溝。ひ。

*甲陽軍鑑〔17C初〕品三三「御風呂屋、縁の下よりとひをかけ、御風呂屋のげすいにて、不浄を流様に遊」
*虎明本狂言・樋の酒〔室町末〜近世初〕「さけをとゐからやる、つづみおけのふたにてうけてのむ」
*万国奇談〔1873〕〈青木輔清訳〉一「其室の周囲洞穴を回らし、地下に覆樋(トヒ)を通じてニール河の水を引き、此室を周流せしむ」

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