といた【戸板】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

人や物をのせたときの雨戸の板をいい、「枚」で数えます。

意味

①雨戸の板。特に、人や物をのせて運ぶときの戸をいう。

*太平記〔14C後〕四〇・最勝講之時及闘諍事「半死半生の者共を、戸板(トイタ)・楯なんどに乗せて」
*本福寺跡書〔1560頃〕大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事「かただの我屋敷に戸板をしき、たたみをしき、あやまたず腹を切て」
*仮名草子・竹斎〔1621〜23〕下「かの吸膏薬を戸いたにひたと貼り付け、井戸の蓋にぞしたりける」
*浄瑠璃・曾我扇八景〔1711頃〕一〇番斬「先一番に来る手負、誰人なるぞと戸板にのせ舁(かき)連る有様、前代未聞の事共也」
*儀式〔1963〕〈竹西寛子〉「夕方、戸板に載せられた怪我人が運ばれて来た」
 
②魚、ヒラメの大形のものをいう。といたびらめ。
*重訂本草綱目啓蒙〔1847〕四〇・魚「比目魚〈略〉一種ひらめは、一名みづがれい といだ 仙台、大口がれい。一説大なる者を戸板〔魚譜〕と云」

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