とかげ/トカゲ【蜥蜴】

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数え方(読み方)・単位

一匹(いっぴき)

解説

切り離したトカゲの尾は「本」で数えます。

意味

有鱗目トカゲ亜目の爬虫類の総称。カナヘビ、イグアナ、カメレオンなど。古くはヤモリの類なども含めていった。また、特にスキンク科スジトカゲ属の一種、ニホントカゲをいう。全長一五〜二〇センチメートル。体は細長い円筒状で尾は先端になるにつれて細い。四肢は短く、各五指をもつ。暗緑褐色で、背面に淡色の縦線があり、体側に暗褐色の幅広い縦すじが走る。幼時は胴部後半から尾にかけて青緑色を帯び別種のように見える。石垣のすき間や草むらにすみ、昆虫、ミミズなどを捕食。尾は切れやすいが、すぐ再生する。各地の草むらなどにすむ。石龍。かがみそ。学名はEumeces latiscutatus 《季・夏》
 
*本草和名〔918頃〕「石龍子一名蜥蜴 一名山龍子 一名守宮〈略〉和名止加介」
*宇津保物語〔970〜999頃〕春日詣「ここらの年頃、露、霜、草、葛の根を斎にしつつ、ある時にはくちなはの、とかげに呑まれんとす」
*宇治拾遺物語〔1221頃〕三・一六「あぶ、はち、むかで、とかげ、くちなはなどいでて」
*俳諧・曠野〔1689〕三・暮夏「飛石の石龍や草の下涼み〈俊似〉」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉三「古より混れ易くして、大に異なる者は蠑(いもり)守宮(やもり)石竜子(トカケ)なり」
*五百句〔1937〕〈高浜虚子〉明治二七年「濃き日影ひいて遊べる蜥蜴かな」

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