とっくり【徳利】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一合 (いちごう)

解説

1本の徳利に注がれた酒の量は「1合」(180ml)を目安とします。

意味

①細長くて口の狭い酒などの液体を入れる容器。陶製・ガラス製・金属製などがある。銚子。とっくり。
*文明本節用集〔室町中〕「土工李 トクリ 酒之器也」
*宗長日記〔1530〜31〕「折しも範甫老人まめに徳裏をそへもたせ送らる」
*俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)〔1540〕何第二「むこ入の道のほとりの花すすき とくりをもたせ秋かぜぞふく」
*咄本・醒睡笑〔1628〕一「僧の中に酒をこのみ、えこらへぬあり。常に土工李をもちて行き通ふ」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕四・三「久しぶりなれば、せめて盃事をと〈略〉徳利(トクリ)を提てゆくを」
 
②水泳のできない者をいう語。水に入れるとぶくぶくと沈むことが徳利に似ているところからいう。かなづち。

語源

酒が容器から出るときの音から〔松屋筆記〕。また、トクリ(曇具理)の義で、曇は壜の意、具理はの意という〔大言海〕。

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