とこぶし【常節】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一匹 (いっぴき)

解説

アワビに似た巻き貝のことで、「枚」で数えます。生物としては「匹」で数えます。
⇒かい(貝)

意味

ミミガイ科の巻き貝。アワビ類の一種で北海道南部以南の沿岸の岩礁にすむ。殻はアワビに似ているが、はるかに小さく、殻長約八センチメートル。殻は褐色または褐色にオリーブ色で、細かい筋が密にある。内面は青みを帯び、真珠光沢があって美しい。殻の外縁には六〜八個の穴が一列に並んでいて、ここから排泄と呼吸をする。肉は柔らかく美味。ながれこ。穴子(あなごう)。学名はHaliotis aquatilis 《季・春》
 
*俳諧・毛吹草〔1638〕四「武蔵〈略〉常伏(トコブシ)」
*浄瑠璃・国性爺合戦〔1715〕二「我二人寝の床ぶしは、身に蜆貝祝貝門出」
*書言字考節用集〔1717〕五「小蚫 トコブシ 俗字」
*物類称呼〔1775〕二「鰒魚〈略〉今按に、とこふしは蚫の子にはあらす、種類也」
*傷ついた葦〔1970〕〈曾野綾子〉二・二「周布スミは、二人の食卓に常節の煮貝を運びながら言った」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)