ところてん【心太/心天/瓊脂】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

盛りつけたものは「杯」で数えます。

意味

①海藻のテングサを煮とかして、その煮汁をこし、型に流して冷やし固めた食品。ところてん突きで突き出し、醤油や酢をかけ、とき辛子や青海苔を添えて食べる。夏には暑気を払い、冬には寒気に堪えるとされた。こころぶと。《季・夏》

*頓要集〔14C後〜15C前〕「心太」
*俳諧・犬子集〔1633〕三・氷室「見て涼しひむろや出るところてん」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕六・四「妻木に海藻凝(トコロテン)を喰はせ、むまひなあといはせし事も」
*談義本・艷道通鑑〔1715〕四・一一「とっとあつまる物真似活(くゎっ)と突出す心太(トコロテン)」
*随筆・世のすがた〔1833〕「心太は暑中の物なりしが、近来は三月末より売はじめ早く出るを勝とす」
 
②海藻「てんぐさ(天草)」の異名。
*博物図教授法〔1876〜77〕〈安倍為任〉一「石花菜(トコロテン)は海藻類にして南海に多く産す地に依て其形ち異なり煮てトコロテン又カンテンに製して食す味ひ美なり」

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