とめそで【留袖】

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数え方(読み方)・単位

一着(いっちゃく)

解説

⇒きもの(着物)

意味

①振袖に対して、女子の和服の普通の長さの袖。また、その着物。本来は袖の振りをとめて袖丈をつめたものをいうが、文化年間(一八〇四〜一八)から八つ口があいて今日に至る。ふつう女子は娘時代は振袖を、結婚後は留袖を着用した。現在では江戸褄模様のものをいう。
 
*俳諧・桜川〔1674〕夏二「留袖やむかしのこさににほひだま〈研思〉」
*歌舞伎・男伊達初買曾我〔1753〕二「女浄瑠璃お色留袖の女太夫の形(なり)にて、三弦を弾きゐる」
*三ちゃんも三ちゃんや〔1971〕〈古山高麗雄〉三「留袖着た伯母や義姉に送られて、今吉の所に行った」
 
②「とめそでしんぞう(留袖新造)」の略。
*洒落本・青楼昼之世界錦之裏〔1791〕「『しづかにしてくれ、げへぶんがわりい』留袖の新『気がちがったさふさてんでんがわりいことをしなんして』」
 
③香をたきしめた袖。
*浄瑠璃・八百屋お七〔1731頃か〕上「私(わし)などが抹香計(ばかり)とめ袖に、飽きの来たのは御尤」

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