とら/トラ【虎】

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数え方(読み方)・単位

一頭(いっとう)

解説

⇒どうぶつ(動物)

意味

ネコ科の哺乳類。体長約二メートルから大きなもので三メートル以上に達する。体の上面および側面は黄褐色で黒い横縞があり、下面は白い。尾は長く、黒い縞が並ぶ。雄にはよくほおひげが発達。森林や竹やぶに単独ですみ、水にもよくはいる。鋭い牙と頑健な釣状の爪を持ち、主に夜活動しシカやイノシシを捕食。地域によって大きさや体毛にやや変化があり、チョウセントラ、インド産のベンガルトラなど八亜種に分けられる。一般に北方産の方が大きい。アジアの特産種で、シベリア南部からインド、ジャワにかけて分布するが、どの地域でも生息数が激減し絶滅が心配されている。学名はPanthera tigris
 
*日本書紀〔720〕天武朱鳥元年四月(北野本訓)「戊子、新羅の進る調、筑紫より貢上(たてまつ)る。〈略〉霞錦・綾羅(うすはた)・虎(トラ)豹皮(おかつかみのかは)及び薬物の類、并て百余種」
*万葉集〔8C後〕一六・三八八五「韓国の 虎(とら)といふ神を 生取りに 八頭(やつ)取り持ち来〈乞食者〉」
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「それより西を行けば、虎狼ひと山さわぐ所有り」
*源氏物語〔1001〜14頃〕須磨「入りがたの月いと明きに、いとど、なまめかしう、清らにて、物をおぼいたるさま、とら、おほかみだに泣きぬべし」
*名語記〔1275〕三「漢土のけだものに、とら、如何。答、とらは虎也」
*俳諧・談林十百韻〔1675〕下「涼風や峰ふき送る薬師堂〈一鉄〉 かけ奉る虎やうそぶく〈雪柴〉」

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