とりい【鳥居】

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数え方(読み方)・単位

一基(いっき)

解説

意味

①(古く神に供えた鶏のとまり木の意という)神社の参道入口や社殿の周囲の玉垣に開かれた門。左右二本の柱の上に笠木をわたし、その下に柱を連結する貫(ぬき)を入れたもの。丸太すなわち黒木を組み合わせた原始的な黒木鳥居と島木をつけた島木鳥居とに大別され、笠木が反り、島木・額束を備えた明神鳥居が最も多い。木造の外に石造・銅製のものもある。華表(かひょう)。
 
*大鳥大明神文書‐延喜二二年〔922〕四月五日・和泉国大鳥神社流記帳(平安遺文一・二一八)「鳥居肆基〈略〉社前後各一基」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕三「栖 考声切韻云椙〈毛報反〉今之門鶏栖也 弁色立成云鶏栖〈鳥居也 楊氏説同〉」
*私聚百因縁集〔1257〕九・二四「鳥井の方より目出たけなる人の多く仕人に囲繞(いにょう)せられて入りたまふ在り」
*伊京集〔室町〕「鳥居 トリヰ 神門。華表同」
*田舎教師〔1909〕〈田山花袋〉四「華表(トリヰ)の傍には社殿修繕の寄附金の姓名と額(たか)とが」
 
②転じて、人家の門の屋根のないもの。
 
③腰輿・腰車の高欄の上の横木。
*延喜式〔927〕一七・内匠寮「腰車一具。〈略〉柱并高欄。鳥居等料。檜榑二村」
 
④衣桁の上の笠木。

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