とうば【塔婆】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一基 (いっき)

解説

卒塔婆 (そとば) ともいい、「本」「基」で数えます。

意味

①仏舎利を安置する建造物。また、供養・報恩などのために建立する塔。卒都婆。塔廟。塔。

*今昔物語集〔1120頃か〕一三・一三「或は塔婆を起、堂舎を造る者无限し」
*平家物語〔13C前〕九・三草勢揃「世の世にてあらましかば、いかなる起立塔婆のくはたて、供仏施僧のいとなみもあるべかりしか共」
*正法眼蔵〔1231〜53〕供養諸仏「あるひは塔婆と称し、あるひは支提と称する。おなじきににたれども〈略〉あきらかに支提と妙塔と、舎利と尊像とは別なるがごとし」
*謡曲・笠卒都婆〔1430頃〕「これより西にあたり塔婆の見えたる御寺をば、いかなる寺と申し候ふぞ」
*浮世草子・けいせい伝受紙子〔1710〕四・二「我々共が寺内の塔の九輪をおろして鑵子(くはんす)にゐさせ候ゆへ、一基も塔婆(トウバ)にすぐ成はなく」
 
②供養のため墓に立てる上部の塔形をした細長い平板。梵字・戒名などを書く。卒都婆。板塔婆。また、広く墓。墓標。
*仮名草子・片仮名本因果物語〔1661〕上・二「幽霊夢中に僧に告て、塔婆(トウバ)を書直す事」
*読本・雨月物語〔1776〕吉備津の釜「骨をひろひ、〓(つか)を築て塔婆(タフバ)を営み」
*歌舞伎・名歌徳三舛玉垣〔1801〕五立「コリャ朝敵の張本、紀の名虎が塔婆」

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