とうだい【灯台】

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数え方(読み方)・単位

一基 (いっき) 、一灯 (いっとう) 、一本(いっぽん)

解説

船舶用の灯台は「基」「灯」で数えます。細長い形をしているものは「本」でも数えます。照明灯の一種としては「灯」で数えます。

意味

①昔の室内照明具の一つ。木でつくる。形は燭台(しょくだい)に似て、上に、油皿(あぶらざら)を置いて油火をともす台。 
*延喜式〔927〕四・神祇・伊勢太神宮「造〓備雑物〈略〉燈台五基」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「燈台 本朝式云主殿寮燈台」
*宇津保物語〔970〜999頃〕楼上下「『とうだいのひのあかきにその御かほよ』との給へば」
*栄花物語〔1028〜92頃〕御裳着「ひともすべきとうだいひともとして給はらん」
*俳諧・誹諧独吟集〔1666〕上「ひかりかがやく灯台の陰 問来る月の夕部の数奇の友〈令徳〉」
 
②航路標識の一つ。港口・岬・島などに築き、夜間、主として灯光の標識を出して、航海者にその位置を知らせたり、航路を指示したりする施設。電標、音標などの標識を出す施設が併設されているものもある。灯明台。
*西洋聞見録〔1869〜71〕〈村田文夫〉後・一「険処に於て壮麗なる燈台を建て〈略〉航海客の標的となす」
*英和和英地学字彙〔1914〕「To〓dai. Lighthouse 燈台」
*暗夜行路〔1921〜37〕〈志賀直哉〉四・一九「時々強く光るのは美保の関の燈台(トウダイ)に違ひなかった」
 
③街路を照らすために設けられた灯火。街灯。ガス灯。
*西洋事情〔1866〜70〕〈福沢諭吉〉初・一「街道及び橋上の処々に瓦斯の燈台を設けて往来を照らし」

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