数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一個(いっこ)
解説
植物としては「本」「株」で数えます。トウガンの実は「個」で数えます。
⇒しょくぶつ(植物)
意味
①「とうが(冬瓜)」の変化した語。《季・秋》
*俳諧・西華集〔1699〕坤「冬瓜やたがいにかはる顔の形〈芭蕉〉」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・中「『青い色の丸い物で、白う粉のふいた物ぢゃ』『ムム、それは冬瓜(トウガン)だ』『とうがん。フム、とうがんぢゃあるまい。冬瓜(とうぐゎ)であろ』」
*歌行燈〔1910〕〈泉鏡花〉六「霜げた冬瓜(トウガン)に草鞋(わらぢ)を打着けた」
②植物、カボチャのことをいう。
*物類称呼〔1775〕三「南瓜〈略〉東上総にて、とうぐはん〈略〉今はかぼちゃと云」
*一茶方言雑集〔1819〜27頃〕「とうがん 赤南瓜の事」