とうしん【灯心】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

油を吸わせて火をともすための糸心 (いとしん) のことで、「本」で数えます。

意味

①あんどん・ランプなどの心(しん)。灯油にひたして火をともすのに用いる細い紐状のもの。多く細藺(ほそい)のなかごの白くて軽い髄や綿糸などを用いる。とうしみ。とうすみ。

*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「燈心 考声切韻云〈音主又去声 和名度宇之美 燈心音訛也〉燈心也」
*太平記〔14C後〕五・中堂新常燈消事「御手づから百二十筋の燈心(トウシン)を束ね」
*易林本節用集〔1597〕「燈心 トウシム」
*仮名草子・尤双紙〔1632〕上・二〇「かろきもののしなじな 一、麻がら。灯心(トウシン)」
*随筆・独寝〔1724頃〕下・九五「子を持つ事をいやがり、木綿の実の黒焼、燈心に灰をひたし、牛膝(ごしつ)のせんじたるをたやさず」
 
②一種の堕胎薬。①に灰をひたして飲むと妊娠中絶ができると信じられた。
*雑俳・柳多留‐六〔1771〕「とうしんをたれに聞いたか嫁はのみ」

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