トンネル【tunnel】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一箇所 (いっかしょ)

解説

意味

①山腹・地中などを掘り抜き、その空間を利用するもの。道路・鉄道・自動車道などの交通路として用いるもののほかに、水路・鉱山トンネルなどがあり、位置する場所により、山岳・市街・海底トンネルなどに分けられる。隧道(すいどう)。

*条約十一国記〔1867〕〈福沢諭吉〉英吉利「又其河下に至りテイムストンネルといふ珍らしき仕掛あり」
*西国立志編〔1870〜71〕〈中村正直訳〉五・六「伯路涅爾(ブルーネル)の迷士(テイムス)河底の地道(トンネル)を造れることは」
*西洋道中膝栗毛〔1874〜76〕〈総生寛〉一四・上「二条相接したる隧道(トンネル)あり」
*寒山落木〈正岡子規〉明治二六年〔1893〕夏「ほの暗きとんねる行けば夏もなし」
*雪国〔1935〜47〕〈川端康成〉「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
 
②(比喩的に)道の両側に樹木が立ち並び、枝が道の上にさし出て(1)のような感じのする所。
*生〔1908〕〈田山花袋〉五「中禅寺湖畔の紅葉の隧道(トンネル)の中を楽しく過ぎたことがある」
*江戸から東京へ〔1921〕〈矢田挿雲〉一・九「永田町、平河町、西久保巴町など今では花のトンネルも殖えたが」
 
③(─する)野球でゴロを捕球しようとする際、股(また)の間をボールが抜けていくエラーの俗称。
*日本野球史〔1929〕〈国民新聞社運動部〉慶応早大に挑戦して敗らる「三塁の稲葉が最も固くなってゐて、平凡なゴロでも来るとすぐトンネルする」
*三とせの春は過ぎやすし〔1973〕〈杉浦明平〉二「平凡な三塁ゴロをトンネルしやがって」

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