つばさ【翼】

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数え方(読み方)・単位

一翼 (いちよく) 、一枚 (いちまい)

解説

飛行機の翼 (つばさ) は「翼 (よく) 」「枚」で数えます。

意味

①鳥類の身体の部分の名称。爬虫類の前肢が変形して飛翔器官となったもの。後方に向かって生えた二〇〜四〇枚の大きな羽毛(風切羽)とその基部を上下から覆うようにある多数の小さい羽毛(雨覆)と前肢とから成る。

*万葉集〔8C後〕一〇・二二三八「天飛ぶや雁の翅(つばさ)の覆羽(おほひば)の何処(いづく)漏りてか霜の降りけむ〈作者未詳〉」
*霊異記〔810〜824〕中・序「右の腋に福徳の〓(ツハサ)を著けて、沖虚の表に翔り。〈国会図書館本訓釈 ツハサヲ〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「翼 唐韻云翅〈施智反 去声之軽 豆波佐〉鳥翼也」
*大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点〔1099〕七「名は翼(ツハサ)無くして長く飛び、道は根無くして永く固し」
*天草本伊曾保物語〔1593〕烏と狐の事「ゴヘンノtçubasano (ツバサノ) クロウ カカヤクワ」
*小学読本〔1873〕〈田中義廉〉二「鳥は、二つの足と、二つの翼ありて」
 
②転じて、鳥。鳥類。
*御伽草子・酒呑童子〔室町末〕「天をかけるつばさ、地を走る獣まで、道がなければ来る事なし」
*浮世草子・好色二代男〔1684〕一・一「目馴ぬ翅(ツバサ)の飛来って、是は女護国に住、美面鳥なり」
 
③飛行機の翼(よく)。また、飛行機。
*軍歌・加藤隼戦闘隊〔1943〕〈田中林平〉「世界に誇る荒鷲の 翼(ツバサ)伸ばせし幾千里」
 
④飛翔すること。あたかも空中をかけるように自在であることを象徴的にいう。
*帰去来〔1901〕〈国木田独歩〉一〇「自分はふと頭を挙げて、眼を半ば閉ぢ夢想の翼(ツバサ)を空瞑に放った」
*少年行〔1907〕〈中村星湖〉二一「聞けるが儘の伝説を材料として僕は想像の翼を拡げた」
 
⑤左右にあってささえるもの。補佐するもの。つばさの臣。
*大日経承暦二年点〔1078〕「翊(ツハサ)其の左右に侍して」

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