つち【槌/鎚/椎】

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数え方(読み方)・単位

一挺 (いっちょう) 、一丁(いっちょう)、一本(いっぽん)

解説

手に持つものなので「挺(丁)」で数えます。

意味

①物をうちたたく具。円柱形で横に柄(え)をさした形のもの。木槌・鉄槌などがある。

*日本書紀〔720〕景行一二年一〇月(北野本南北朝期訓)「則ち海石榴樹(つはき)を採(と)りて、椎(ツチ)に作(つく)りて兵の為(ため)にす。因(よ)りて猛卒(たけきひと)を簡(えら)むて兵(つはもの)椎(ツチ)を授(さつ)け以て山(やま)を穿(うか)ち草(かやくさ)を排(はら)ひ石室(いはや)の土蜘蛛(つちくも)を襲(をそ)て」
*小川本願経四分律平安初期点〔810頃〕「若苦酒を以て澆げ、若石の椎(ツチ)を以て打ち破りて出せ」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕六「擣衣杵 東宮旧事云擣衣杵〈昌与反 和名都智〉」
*今昔物語集〔1120頃か〕二〇・七「赤き裕衣を掻て、槌を腰に差したり」
*広本拾玉集〔1346〕一「衣擣つあはれはここにとまらじをつちの音をば風にゆづりて」
*梅津政景日記‐慶長一七年〔1612〕三月一九日「鉛座のつち・たかね持参候へと、なまり座のものに申付候」
*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉二「之れをかなしきの上にのせ、鎚にて打つなり」
 
②紋所の名。①をかたどり図案化したもの。槌、六つ槌車などがある。

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