つうろ【通路】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一箇所 (いっかしょ)

解説

広く道について、通常は「本」で数えますが、どこに通じるのか分からない小道、先が消え入りそうな野山の道や獣道 (けものみち) は「筋」でも数えます。町の整備された碁盤の目のような通りは「条」で数えます。人生の進路や進むべき選択にたとえた道は「つ」で数えます。
⇒みち(道)

意味

①通行のための道路。かよいじ。通り道。

*太平記〔14C後〕三一・八幡合戦事「河内東条の通路(ロ)を塞て」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Tçuroga (ツウロガ) トマッタ、または、キレタ」
*歌謡・山家鳥虫歌〔1772〕下・対馬「対馬より朝鮮へつうろ又四十八里なり」
*南部の旅〔1959〕〈庄野潤三〉「『ここだ。ここだ』という風に通路を隔てた隣の席を指さしている」
 
②(─する)道を往き来すること。往来。

*浮世草子・新御伽婢子〔1683〕二・古蛛怪異「爰を夜中に通るもの必(かならず)死するとて暮の後人敢通路(ツウロ)せず」
*浄瑠璃・曾我会稽山〔1718〕四「通路の此割符、蒲の入道殿よりひそかに拝借申せしかど」
*随筆・秉燭譚〔1729〕一「阿蘭陀人は海中に島ありて、その所を中宿として、日本諸国に通路すと云は、彭湖嶼のことなるべし」
 
③(─する)交際すること。つきあうこと。また、手紙などのやりとりをすること。連絡をとること。

*浄瑠璃・心中重井筒〔1707〕上「あすすぐに返弁し向後房とはつうろせぬ」
*浮世草子・けいせい伝受紙子〔1710〕五・二「又は陸奥が内通の書状等ひそかに通路(ツウロ)し」
*歌舞伎・彩入御伽草〔1808〕蛍ケ沼の場「いま小平次が女房はおれの女房。今では鉄山どのの首尾も直り、通路(ツウロ)もしてゐるが」
*読本・椿説弓張月〔1807〜11〕前・五回「彼為朝は、故ありて西国へ逐下し、年来通路(ツウロ)を絶て候へば」

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