数え方(読み方)・単位
一台(いちだい)
解説
手押し車も、移動式の陳列台も、ワゴン車も「台」で数えます。
⇒くるま(車)
意味
①四輪の荷馬車。
*最暗黒之東京〔1893〕〈松原岩五郎〉一四「方三丁の地面に千を以て数ふる客車的(ワゴン)の小屋と数十軒の板葺屋根と」
*ふらんす物語〔1909〕〈永井荷風〉再会「高架鉄道や荷馬車(ワゴン)の響で」
②西洋風の手押し車。移動式の配膳台や商品陳列台など。
*ロッパ食談〔1955〕〈古川緑波〉洋食衰へず「オードヴルを、ワゴンで運んだ昔が懐しい」
*ベティさんの庭〔1972〕〈山本道子〉一「ベティさんは、スーパーマーケットの山積みの商品の間を、ワゴンを押して歩いた」
③「ステーションワゴン」の略。
*巷談本牧亭〔1964〕〈安藤鶴夫〉晴れた日に「トラックとワゴンがいきかうだけで、タクシーはかげもなかった」