数え方(読み方)・単位
一体 (いったい) 、一個(いっこ)、一本(いっぽん)
解説
⇒にんぎょう(人形)
意味
藁を束ねて、人間の形にしたもの。おもちゃとしてのほかに、合戦のとき敵の目を欺くためや、恨みのある相手の代わりとして呪いをかけるためなどに作る。
*藤葉栄衰記〔1625頃〕上・翌日合戦之事「掻楯を立、其陰に藁人形に鎧冑を着せ」
*浮世草子・好色三代男〔1686〕二・四「安部の晴明はわら人形(にんギャウ)を作り是を加持し、やつことなし」
*二人女房〔1891〜92〕〈尾崎紅葉〉中・九「藁人形(ワラニンギャウ)に五寸釘を打たれるよりも胸苦しく」